Sandy Denny - no end
サンディ・デニー No End 終わりなき旅 1. 雪が降っている、と誰かが言っていた。ニュースに驚いた口調で。 どうして皆いつも驚くんだろう。だって毎年雪は降っているじゃないか。 凍りついた除雪車のイメージ。高速道路に沿って大量の雪を吹き上げてゆく。 ずっとブーツは持っていなかった。だいいち予備の靴などなかったんだ。来る日も来る日も。 2. 今日は40マイル以上も旅をしてきた。翼が生えてきたのにちがいない。 不思議だ、時間はだた飛び去ってゆくみたいだ。僕は物事を覚えられない。 自分の世界の中で、と人は言う。誰が彼らを責められよう。人は変わりゆくのだ。 僕はそれを全て知っていたが、自分が全て悪いと思っていた。恥ずかしいことだ。 3. なぜだ、もう筆はとらないって。君の作風が好きだった。 作品がどこにも見当たらないし、テレピン油の匂いもしない。 本当に意味はないんだって?そんな言葉を君から聞くなんて、思いもしなかった。 いずれにせよ、誰が意味など求めるのか。僕はいつの日か落ち着こう。とても素晴らしい眺めを求めて。 4. 相手が君でも語り尽くせない。色々な変化があったんだ、君が最後に僕を見たその時から。 僕の夢は秋の落ち葉のようだった。あまりにも早く色褪せ、落ちていった。 じっさい君のいうとおりだ、雪はここでも降るし、時間は彼方へ飛び去ってゆく。 でも君が受け流してくれてうれしいよ。僕はもう一度やってみると思うんだ。その日が来たら。 5. その日、それから夜は過ぎ去り、夜明けが近かった。 旅の男は彼の椅子に身を縮めて座り、あくびを始めた。 長居をしてしまった、友よ。貸ベッド代でも払いたいところだ。 けれど画家はただ笑って言った。「しばらくしたらまた会おう。これには終わりがない。」 作詞・作曲・歌:サンディ・デニー 収録:1974年『古風なワルツのように』最終曲 (原詞) They said that it was snowing in astounded tones upon the news I wonder why they're always so surprised 'cos every year it snows Frozen images of snowploughs as they churn along the motorways I h...